看護学生時代の情報収集

今日は。
看護師なみです。

私が看護学生の頃に苦労したことをいくつか学生の皆さんへお伝えしていこうしようと思います。

学生の頃、緊張したのはなんと言っても実習です。
実習で留年するか否かがほぼ問われます。

その実習の中で重要となるのが、情報収集でした。

看護実習では、限られた時間の中で膨大な情報を集めなければなりません。
現在、紙カルテか電子カルテになりますが、私の実習病院は電子カルテでした。

学生が使用出来るパソコンは約2台位。
実習人数は5−6人位であり、1人あたりの時間を決めて交代で情報収集。

情報収集は、以下2通りから行いますね。
①電子カルテ上のデータ収集
②患者さんからの情報収集

看護記録を展開するには根拠付けが必要な為、両方の情報が必要ですし、
病態説明や関連図を作成する際は、データ情報を特に重要となるでしょう。

私が苦労した情報収集は、認知症の患者さんを受持ちした時。
認知症は、短期記憶障害があり、発言したことをすぐに忘れてしまう。
また、気分により発言が変わったり、妄想症状がある場合があり、時間単位で発言が変わってしまうのです。

患者さんの言動を根拠として、看護展開して良いのか。。
妄想なのか。。真相が分からない。

この場合、多く見られる言動は根拠として看護展開し、
言動が変わったり、統一されていない時は、認知機能障害として、判断出来ない旨を記載しました。

また、重症度の高い患者さんにおいては、
あまり会話が出来ない方、会話が成立しない方もおり、その際は、患者さんの家族や身内から話しを聞いたり、

患者さんの置かれている状況を想像したり、表情や口調を観察し、記録しました。
何とか、情報を集めないと実習が進まないのです。。

患者さんからの情報収集は、
信頼関係が築けるまでは、かなり緊張しました。

ただでさえ、患者さんは具合が悪く、治療をしに入院している。
当然、気分が良くない日がほとんどではないでしょうか。
入院は患者さんにとっての非日常。誰もが家で過ごしたいと思います。

さらに、そんな状況の中、素人の学生の実習に付き合わされています。

患者さんの性格的雰囲気は病棟や重症度、患者さんの性格により異なると思いますが、
一番患者さんが生き生きしていて、明るい雰囲気の印象は、私の中で整形でした。

 

何故なら、回復期の為、患者さんは在宅への退院に向けて過ごすからです。
リハビリを行い、退院に向けて日々頑張れば家に帰り、また家族と暮らせる。
そのことが、患者さんにとってはリハビリを頑張れる原動力となるのです。 

誰でも、大好きな場所に帰れる見通しが立っているのであれば、
気持ちも明るくなり、、前向きな入院生活になりますね。

患者さんが気難しい方でなければ、情報収集は容易に出来ると思います。

一方、患者さんにとても気を使った実習は、急性期、終末期実習。
急性期は、オペを控えている患者さんを受け持ち、終末期は死が近い患者さんを受け持ちました。

何をどこまで聞いて良いのかな、今日はどんな気分だろう。
疲れているかな。昨夜は眠れたかな。など、不安要素は数知れず。。

学生が不安になると、患者さんにも不安は伝わります。
口調や表情、声のトーン等で不安感が伝わってしまう為、明るく振る舞いコミュニケーションを取りました。
 
ただでさえ、不安な気持ちを抱えている患者さんに気を使わせないよう、
患者さんのトーンや話しの速度に合わせて傾聴も行いました。

また、先に患者さんへ以下のことを伝えました。
疲れた時、1人になりたい時、寝たい時など、いつでも患者さんを優先しますという姿勢を伝えます。

患者さんへの気遣いは信頼関係にとても大切な一歩となります。
信頼関係を経て、患者さんは心を開き、不安な気持ち、やりたい事、
困っていること、これからの目標、過去の回想などを話して頂けます。

情報収集は患者さんの心を聞き出して、患者さんに必要な援助を考える大切な行程となりますね。
実際に現場でも、ご本人やご家族に状況確認を行い、薬の評価をし、医師へ報告することが多々あります。
治療を進める上で、重要な役割を担っていますので、
コミュニケーションを円滑に取れれば患者さんの為にも良い看護が提供出来ると思います。

学生時代、患者さんから良く聞く言葉がありました。
「あんな怖い看護師になっちゃダメだよ。」
「看護師さんからいつも元気を貰える。」
「良い看護師さんになってね。」

患者さんは孤独感や不安感を持っているため、心を塞ぎ込んだり暗い気持ちになりがちです。
情報収集を行い、患者さんやご家族に寄り添える看護師になれるよう努力していきます。